顧客の要求品質に対処して信頼性を確立することは、旭研鍍工業株式会社の経営理念経営基盤を構成する基本要件であり、かつ、表面処理業者に課せられた基本的責務であると信ずる。他方、環境問題は経営者自らが認識して対処すべき、経営上の最重要課題のひとつである。すなわち、『公害や災害を出さない』活動から『生産から廃棄までの全事業領域にわたって地球環境に配慮する』そこで弊社は、品質保証と環境保全の両軸のもと事業活動を推進する。
品質保証活動
製造工程の全ての段階で不適合を防止することを第1の目的として、全従業員が遵守すべき品質保証機構を確立し、次に掲げる事項に従って品質保証活動を推進する。
- ①表面処理は自己検査によって品質を立証することが非常に困難であり、その欠陥は単に表面処理した製品の不具合ばかりでなく本体装置の機能破壊につながる重大事故となる危険性を包含していることを認識し、確実な工程管理によって品質保証活動を実施する。
- ②品質保証の原点は機能第一主義にあり、顧客の品質仕様/品質規格を満足するに留まらず、製品の使用目的とライフサイクルに適合する機能/品質を確保する。
- ③品質管理を確実に履行できるため、各所属担当者に対して責務と権限を与え、組織を通じて全従業員に理解させ実施させる手段として品質保証組織を確立する。
環境保全活動
事業活動に伴って消費する資源並びに発生する物質について、環境の保全を第一の目的として、全従業員が遵守すべき環境保全活動の基本方針について、次に掲げる項目を念頭において環境保全活動を推進する。
- ①現代における地球の環境は子孫からの預かり品であり、将来良好な状態にして子孫に返すことは現存する人間の基本的責務である。
- ②『地球規模的思いと身近な行動』を合言葉に、自然の営みを尊重し、環境を大切にする心と自ら学ぶ心を育て継続的改善に全員参加で取り組む。
- ③先進技術の研鑽のもと、対症療法型から予防型へと意識改革を実施し、生産技術の開発改善に際しては、単に公害防止にとまらず、環境調和型に適した技術を導入する。